2011年1月26日水曜日

Love Story 1, Ninilchik Dream

ニューヨークからアラスカに犬と猫を連れてやってきてもう5年がたとうとしている。最初の一年はアンカレッジに住み、日本人の知り合いも多く、楽しく暮らしていた。アンカレッジは都会で、僕にはニューヨークと何ら変わりがない印象をもっていた。そうこうしているうちに、知り合いから今の仕事場を紹介してもらい、田舎に引っ越して来た。アラスカの自然の中で暮らしてみたいといつも夢見ていたからだ。しかしここは田舎と言っても、意外に便利なところで暮らしやすいところだ。アラスカにはもっと大自然と共に生きている人たちは沢山いる。僕もいつかそういう暮らしをしてみたいと思っている。

この街は白人の街でウエスタンの文化。日本人はほとんど住んでいないところだ。一人暮らしのよそ者が住むのには少しきついところだ。人はコンサバティブな人が多く、よそ者は受け付けない。よそ者がバーなどに行けば絡まれすぐにケンカになる。受け入れてもらうのは大変だ。



すべての人がみんなそういうわけではない。そんな中にも良い人は沢山いる。でも本当に仲良くなってもらうのは大変な事だ。こんな街で暮らしていると彼女を作るのも大変で、いつも相棒のカヤを連れて1人でハイキングやキャンプを楽しんでいた。
車で一時間ばかり行ったところに、Ninilchikという小さな漁師町がある。Ninilchikとは、ネイティブの言葉でKissingという意味だそうだ。素敵な街の名前だ。この小さな漁師町のビーチが好きで良く海を見に行っていた。いつも1人で寂しく美しい夕日を見ながら、いつかこのビーチを恋人と歩いてみたいもんだ、と思っていた。


昨日そのNinilchikのビーチを歩いて来た。





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