2010年12月31日金曜日

Winter Travel 2, To Fairbanks

Winter Travel2日目。

タルキートナを朝早く?に出発することにした。遅くても9時には出発しないと。悪天候、そして暗闇の中のドライブが危険だからだ。日の出は遅く、日の入りも早く4時前には暗くなってしまう。

タルキートナからフェアバンクス, チェナホットスプリングまでこの状況で6時間から8時間くらいかかると見込んでのこと。440キロ以上の道のりだ。それもネナナという街と、フェアバンクスの間が数日前にクローズしていたと聞いていたから。出発前にハイウエーが開通していることを確認して、お世話になったホストにお礼をし出発した。(ここのドライブウエーが一番悪い状況だったかも?笑)

   タルキートナ出発後のガスステーションで

道路のコンディッションは思ったほど悪くなかったが、深い霧と雪まじりの凍った道だったのでゆっくりと進んだ。タルキートナとフェアバンクスの間にはデナリと呼ばれるアラスカの中でも美しいエリアがある。 その美しい景色をクリスティーナに見せたかった。しかしこの悪天候でその願いはかなわなかった。が、のんびり走り二人の時間を楽しんだ。


                             我が家の娘 カヤも共に旅


デナリの手前、デナリハイウエー近くのガソリンスタンドで休憩、ガソリンを補給。ネイティブの店の親父としばらく話し込む。20年近く?(聞いたけどはっきりと覚えていないこのいい加減さ)この地でビジネスをやっているそうだ。店は古く、おいてある商品も大したものはなく、田舎のグロッサリーといった感じだ。日本から来た人にはきっとタイムスリップでもしたかのように見えるかもしれない。それほど遅れているところだ。 タルキートナ、デナリ間にはそれほどガソリンスタンドもないので中々いいビジネスだと思う。親父もビジネスは良いぞと言っていた。


    除雪車が勢いよく走って行く


    デナリ手前のデナリステートパークで


 さあ、美しいデナリがもうすぐだ。しかし、あいにくの悪天候で視界は悪い。
途中とまって写真を撮りながらのんびりと進んだ。やはりデナリエリアは何も見えなかった。クリスティーナには次回までお預けだ。

デナリを超えると天候ががらりと変わった。道路には雪もなく、遠くには雲の隙間から太陽の光が見え隠れして天候回復への希望がわいて来た。希望がわいて来たなんて大げさかもしれないが、それほどこの天候での運転が大変なものだったという現れだろうか?


ヒーリーに入り軽快に飛ばす。道路のコンディッションはかなり良い。このままフェアバンクスまで一気に行こう! 残すところ約180キロ!
ネナナに近づいて来たらやはり道路の状況は一転。 道路は凍り付き、日没も近づき薄暗くなって来た。この辺りから時間がとても長く感じフェアバンクスへの道のりはとても長く感じた。


(以前夏に行ったときはアンカレッジ、フェアバンクス間を5時間半くらいで行ったことがある。110マイルくらいのスピードで飛ばすトラックにくっついて行ったからだ。よく警察に捕まらなかったと思う。ラッキーだった。)

無事にフェアバンクスにたどり着いた。レストランで食事を済ませ、買い出しをした。
フェアバンクスは何度きてもいい感じを受ける。なぜだろうか?アラスカに移住しようとしたときに最初に住もうと思った街だったからだろうか?


    フェアバンクス手前で

 しかしフェアバンクスの道はかなり悪かった。道路が凍り付いているのだけど、氷の厚さが。。。こういう状況は本当に危ないから気をつけて運転しないといけない。はじめてのアラスカの冬に2度事故を起こし、数年前に同じような状況で車を滑らせたことがあった。何事も経験とは良く言ったもので、冬の道路のコンディッションはだいぶ把握出来るようになって来た。

さあ、フェアバンクスからチェナホットスプリングまで、まだ150キロくらい残っている。最後の一踏ん張りだ。

途中からすれ違う車もほとんどなく、所々深い霧に包まれ両側に高く黒くそびえるトウヒの森をチェナホットスプリング目指しゆっくりと進んだ。

つづく

2010年12月30日木曜日

Winter Travel 1, To Talkeetna

 ひと月ほど前、キナイ半島を北上しフェアバンクス郊外のチェナ温泉へ行って来た。 
天気予報ではアラスカ中?(アンカレッジ以北、フェアバンクス近郊)路面が凍り付き危険なので渡航を控えるよう、との注意報にも関わらず、なんとか行けるだろうと、出発!

最初の休憩は、スターリンハイウエーとスワードハイウエーのジャンクション、TurnLake(キナイ半島)で。うちから一時間くらいの所なのだが既に休憩?というか写真撮影。
しかしあいにくの天候で、、、。

湖がすべて凍り付く前、氷の溶け初めの頃、山と雪と空と雲が湖に反射し、景色がとても美しい。


    今回は嵐の中ということで良い写真が撮れなかったので、以前春に撮った写真を。
     Turn Lake, AK, 2010 Spring


    今回はこんな感じで。

    Turn Lake, AK, 2010 Winter

Turn Lakeを後に、目的地のTalkeetnaへ。
晴れていれば美しいTurnagain armも、大都会の?アンカレッジも無視してひたすら走り、


    Anchorage, 手前で。)


Wasillaという街のスーパーマーケットで買い物、休憩。
Wasilla 辺りは道路のコンディッションがかなり悪いと聞いていたのだが、かなり奇麗に整備されていて一安心。調子良く飛ばしいたが、Willowという街にさしかかった位からいきなり道が悪くなり、ゆっくりとしか運転できず、予定よりかなり遅くなる。凍り付いた道に、氷が降ってくるのだから滑ってかなり危険だ。冷や汗をかきながらなんとかTalkeetnaまでたどり着いた。既に日は暮れて真っ暗闇。もちろん電灯なんかありゃしない。i phoneのGPSでホストの家を探し当て、初めてのCouchsurfing!

Couchsurfing というのはホストのカウチに無料で宿泊、もしくは旅行者を無料でホストするという何とも面白いSNS。クリスティーナはメディア関係の仕事、ジャーナリスト系の友人が繁盛に利用しているということで今回僕らも試してみた。

Talkeetnaでのホストはベトナム帰りの、ボディーピアス、ハーレーに乗ること等が好きだと言う、アメリカンフラッグのバンダナを頭に巻いたクールな初老の女性だった。

Couchsurfingホストのリクエストを送ると喜んで受け入れてくれた。無料でホストしてくれるので、お礼にパンを焼き、クリスマス用の飾りを手作りで作りプレゼントした。とても喜んでくれたので嬉しかった。

宿泊は彼女の所有するモーターホーム。暖房が調子悪いので寒いかもしれないわよ。寝袋持って来た?と聞かれたのだが、あらかじめかなり暖かいブランケットを持参していたのでなんとか寒さはしのげた。

この夜の夕食は、彼女にごちそうしたいのでどこか良いレストランはないか?と訪ね、彼女のおすすめのパブへ向かった。そこはクライマー達の間で有名なところらしかったが、長時間のドライブで疲れ、写真を撮るのも店の名前を聞くのも忘れてしまった。僕はカリブーミートのパスタを、クリスティーナはシーフードコンボを注文した。食事をしながらTalkeetnaの話を色々聞いた、途中で植村直己さんの話になった。最近ではTalkeetnaの街ぐるみで彼のメモリアルをしてるのよと言われ、改めて彼の偉大さを再確認。

食事の後、初めてのCouchsurfingの宿?に戻りクリスティーナ、カヤとヒーターのあまりきかない肌寒いモーターホームで一夜を過ごした。

つづく

2010年12月18日土曜日

Merry Christmas from Taiyaki Media

Taiyaki media 所属、Freelance photographer, Christina Sjogren, Shun Adachiが、写真をメインにAlaskaをベースにし世界中から?お届けします。

                                                            メリークリスマス!


                                                  素敵なクリスマスが過ごせますよう!


先日アラスカを北上し、フェアバンクス郊外の温泉へ行って来ました。次回はその様子を写真と共に紹介します。アラスカ史上最悪の?ウインターアイスストームの中、初Couchsurfingでした。Couchsurfingご存知ですか?お楽しみに。


Christina and Shun
Taiyaki Media