2011年11月28日月曜日

Alaska Blue


今年の冬は例年よりも積雪が多く、気温も冷え込み、アラスカの冬らしい今日この頃。久しぶりのブログ更新です。最近さぼり気味ですが、のんびりやって行こうと思っています。

今日は久しぶりに家の近所に夕日を見に行こうと思い出かけたのですが、あいにくの曇り空。しかし、そういう時の方がドラマティックな夕日がみえたりもするんです。

なんて期待させていますが、今日はそれほどでもなかったです。



カヤとクリスティーナと一緒にゆっくりと夕暮れ時を 歩き出した。10分くらい歩くと、森に入るトレイルがみえてくる。そのトレイルは川岸に続くとても美しいトレイルだ。トレイルと言ってもハイキングトレイルではなく、近所の人が川に行く時や森の中を歩く為のとても短い、近所の人たちの為に作られた森の小道だ。どれくらい前に作られたのかは分からないが、おそらく1950年代から60年代と思われる。アラスカにはそういうトレイルが沢山あるのだ。
 
カヤは深い雪に足を取られながらも久しぶりのお散歩にご機嫌だ。トレイルに入り5分くらいで川が見えてきた。今日は曇っていたが、雲の隙間にオレンジ色の夕日が見え隠れしていて、 とても美しい。





クリスティーナと一緒に写真を撮りながらゆっくりと進んで行った。カヤはそんな僕らを待つのに疲れ、トレイルの真ん中で横になり休憩したりする。



                            Kayaもスノーブーツ!w

景色の良い所に出て、みんなで腰を下ろし夕暮れのひとときをのんびりと過ごした。しかしここはアラスカ、とても寒いところなのだ。一応寒さ対策はしてきたのだけど、冷えて来たので、家路を急いだ。途中親子のムースに遭遇。子連れのムースは食事中でなかなか道を譲ってくれない。回り道して帰ろうかともおもったけど、しばらく様子を見ていた。カヤも座ってお利口に待っている。子連れのムースは母親がとても神経質になり、とても危険だ。毎年何人かの人がここアラスカではムースにやられる。そう、ムースはとても危険な動物だ。



ここでは、車がムースにぶつかる事故もかなり多い。車の保険に入るとき、ムースにぶつかってもカバーしますから大丈夫ですよ、なんて言われて冗談かと思っていたけど、繁盛におこっている。



そんなこんなしているうちに、お腹いっぱい?充分に食べたのであろう、ムースの親子は森の中へ消えて行った。


  日も沈みかなり暗くなって来た。さあ、家に帰り薪ストーブに薪をくべ、部屋を暖めて夕飯の支度だ。今日の夕食はもちろんサーモンで。まだ沢山のサーモンが冷凍庫に眠っているのであった。




 つづく

2011年10月5日水曜日

師匠、やっとこさ動き出す。

我が師匠、クリスティーナがフォトシェルターというサイトで写真の公開を始めました。
まだ始めたばかりで、ギャラリーは一つしかありませんが、ドキュメンタリーフォトグラフィーとして、楽しんで頂けると思います。これからもっと色々アップして行きますのでよろしくお願い致します。

http://christinasjogren.photoshelter.com/gallery/The-Healing-Crusade/G0000p_gE416QwY4/

秋 Part3

 ふと気づくと山々が真っ白に。つい先日は山頂にしか積もっていなかったのに。
最近は気温も零下以下に下がり、秋もいよいよ深まって、冬はすぐそこまで来ていると言った感じであります。

 相変わらず忙しいのではありますが自宅の近所で時間を見つけて写真を撮っています。今日もその中からここ最近撮った写真をいくつかアップしてみました。

        ファイヤーウイード、日本で言う柳欄。





ファイヤーウイード 秋になると色が少しずつ変わって行く、とても美しい アラスカの 野草




相変わらず、この手の写真も撮ってます  




        



       
        枯れ果てたファイヤーウイード、また来年はえて来ます。



       
偶然蜘蛛が蜘蛛の巣を張っている所でした




 秋よもう少しゆっくりして行ってくれよ

2011年10月1日土曜日

秋 Part 2

秋も深まり、いつの間にか山の頂きには雪がうっすらと。こんな素晴らしい所に住んでいるのに、忙しさに追われ、いつ雪が降ったのかさえ気づけない今日この頃。今日は久しぶりにKelly Lake (Kenai National Wildlife Refuge) へ行って来ました。



ニジマス釣りのボート









  最近はこういう感じで撮ってます。



これも最近の個人的なプロジェクトの一部。修行は続きます。


2011年9月27日火曜日

秋です!秋です!

最近秋らしい写真をほとんど撮っていなかったので、近所の湖に行って写真を撮って来ました。と言っても時間がなく、じっくり撮る事が出来なかったのが残念。

この辺りでは、もう黄葉のピークは過ぎ去り、肌寒い朝には霜がおり、グリーンハウスの野菜もそろそろ終わりかなと行った今日この頃です。 

薪ストーブの煙突の掃除をしなくてはいけないな〜と思いつつも、忙しい合間をぬって個人的なプロジェクトの写真を撮り続け、時間はどんどん過ぎて行ってしまいます。

今日は普通っぽい写真をちょこっと載せてみました。

    Bottenintnin Lake   Kenai National WIldlife Refuge




    Bottenintnin Lake    Kenai National WIldlife Refuge




                             Bottenintnin Lake    Kenai National WIldlife Refuge




これは自宅前で撮影    Sterling, AK

2011年9月15日木曜日

もうこんな時期

久しぶりのブログ更新です。気づいたらもう夏は過ぎ、あっという間に時間は過ぎて行ってしまいました。こちらはそろそろ冬の準備に取りかからねばいけない時期になって来ました。

最近撮った写真をちょっとだけアップしてみました。







2011年8月23日火曜日

Dipnet people

ご無沙汰しておりました。アラスカの夏はただでさえ忙しいのでありますが、色々ありまして超多忙の日々を送っていました。ようやくブログを更新する余裕が出て来たのですが8月もすでに後半。肌寒くなって来てそろそろ冬の支度を始めなくてはいけないなと思わされる今日この頃であります。

さて今日は夏のアラスカで行われるディップネットと呼ばれるサーモン漁の様子を写真でお伝えします。と言っても私の写真では中々理解するのが難しいかもしれませんが、楽しんで頂けたら幸いです。













このおじさんを見かけたとき今日はこのおじさんをメインに撮りたいなと


何をしてるかと思ったらポケットから石を取り出しナイフを研ぎだした。おやじイカしてる!


それで研げるの?と聞くとおやじはにこっと笑ってうなずいた。


大事な砥石はポケットに


今日おじさんを撮り続けたいなと思ったら、これで休憩にするからと言われてしまった。


怪しいおやじの一味。シシュマレフという所から移り住んで来たおばあちゃん。


サケをおろす若者。

2011年7月9日土曜日

America

先日7月4日、アメリカの独立記念日だった。アメリカに住んで20年くらい経つが独立記念日のパレードには一度も足を運んだ事は無かった。

 今回初めてパレードというものを見て来た。以前住んでいたニューヨークシティーの独立記念日のパレードとは異なり、田舎町の小さなパレードはまたそれで味があり楽しめた。












2011年7月5日火曜日

釣れない時は、、、。

 サーモンフィッシングに行って来たのだが、この時期のサケは数も少なく、あっという間に上流まであがって行ってしまうので、釣りを熟知している人でないと釣り上げるのは難しい。

結局この日は一匹も釣れなかったのだけど、最初から分かっていた事なので、家の近所で写真を撮りながら釣れない釣りを楽しんだ。ボートが通るたびに釣り竿をカメラに持ち替えて写真を撮った。

   
遠くの方からボートの音が聞こえてくると、あっ、来たな!と急いで釣り竿をカメラに持ち替える。 






サケは釣れなかったけど写真を撮る事が出来たので楽しかった。まあ、サケが釣れていたら写真を撮っているどころで  はなかったのだが。笑

2011年6月24日金曜日

静かな湖

 久しぶりに夕日が見たいな〜と思い、カメラを手に取った。日没までに時間があったので家の近所を見てまわる。

                             家を出る前にあまりの美しさに思わずシャッターを切った

 普段なにげに通り過ぎるハイウエー沿いの湖に初めて足を運んでみた。小さなパーキングスペースがあるだけで、一見何も無いところだ。トレイルやボートラウンチがあるわけでもなかった。そこはほとんど人が訪れないのだろうか、水鳥や動物達の憩いの場であるように見えた。

 湖の岸から湖をのぞいてみたら、水鳥達が驚き声を上げ羽ばたいた。
ハイウエー沿いで車の通り過ぎる音が聞こえては来るのだけれど、人がほとんど足を踏み入れる事のないような所なので、ひと味違う雰囲気のある湖であった。



 反対岸にはビーバーダムも見える。夕日でピンク色に染まる湖の真ん中をマスクラットが気持ち良さそうに泳いで行く。遠くからはコヨーテの鳴き声も聞こえてくる。こういう時に何とも言えない不思議な気分を味わうのだ。僕たちの生きている世界を忘れさせてくれる瞬間だ。僕たちが生きている世界とは違う所に、また違う世界が存在するという事。時間の流れも違うのだろう。日が沈んだ後中々暗くならない北の大地はゆっくりと時間が過ぎて行く。





 以前は気にも留めなかった湖が動物たちの楽園?であったこと(ちょっと大げさ?、笑)を知り、なんか得した気分になった。これからしばらく通ってみようと思った。